働き過ぎだと言われる脳神経外科医の現状


2017年12月07日 16:14


脳神経外科医は勤務時間が長い分野の一つ

医師の全てが、長い時間働いているわけではありません。
診療所やクリニックなどでは、あらかじめ診療時間が決められているだけではなく、夜間や救急などに対応していないところも多いので、長時間労働が常態化することはほとんどないでしょう。

一方で、勤務医の働く時間は、多くの病院や診療科目で問題とされています。
その中でも特に長時間労働が指摘されているのが、脳神経外科医です。

この分野に携わっている医師の月の労働時間は180時間を超えているというデータがあります。
これは残業を含んだ平均の勤務時間なのですが、残業時間だけを取り出してみると、だいたい24時間と、やはり非常に長い時間業務にあたっていることがわかるはずです。

また、別の調査では週ごとの勤務時間がだいたい平均で53時間から54時間となっているというデータも出ています。
単純に考えれば、上で紹介した月の労働時間よりも多くの時間働いているという結果が出ているわけです。

脳神経外科医と名乗っている人の中でも、とりわけ難しいオペに対応できる医師は限られています。
そうした高度なスキルを持った医師に負担が偏り、また、そもそも医師不足や偏在の問題から、このような長時間労働が強いられているという現実があるのです。

転職を利用して働く時間をセーブすることは可能か

特に医局などで働く医師にとって、プライベートなど無いに等しいのかもしれません。
外科医は当然のように当直を任され、オンコールにも対応しなければいけないため、必然的に長期労働となってしまいます。
では、転職という選択肢を取れば、この状況を打開することは可能なのでしょうか。

脳神経外科医の求人のほとんどは、やはり日当直を含めた当直、そしてオンコールがあるのが当たり前となっています。
しかし、当直なしでも転職が可能な医療施設もなくはありません。
(多くは、当直の有無は相談によって決定する旨が記載されている)
数は少なめですが、需要が多く求人数も非常に多いこの分野ですから、日勤のみでも構わないと考える病院も多少はあるのでしょう。

あるいは、非常勤で働くことを念頭に新たな職場を探すという選択肢もあります。
非常勤の場合には常勤の医師が足りない曜日や時間帯に募集していることが多いため、必ずしも平日の日勤のみの募集とはなってはいませんが、勤務時間というものを考えた時には、それをだいぶ減らし、ワーク・ライフ・バランスを保つことはできるようになるはずです。

手術なしで病棟管理と外来のみの求人も見つけることができます。
リハビリ関連施設での勤務であれば、働く時間はある程度限定されるので、常勤でも大幅な残業を避けることができるのではないでしょうか。

このような選択肢も含めれば、転職によって労働時間をセーブすることは十分可能でしょう。